投稿日:2020年01月17日

【札幌 弁護士コラム】人の本音と本当に成し遂げたいこととの関係性

こんにちは、荒木でございます。
昨日は朝から土屋ホールディングスの

取締役会、監査役会、これから東京に

移動して出身大学のOB会内での

監査役懇話会というのに出席し、

その後、古巣の先輩弁護士との会食でした。

今日も朝から夜までびっちりでございました。汗

 

さて、弁護士という仕事をしていて

よく思うことが、

「人はどこで本音を話すのか」

ということです。

 

弁護士を10年やっていると

つくづく性格が悪くなったな、

思うのですが(元から!?)、

客観的な資料に基づかない話は

その真偽を確かめることが癖に

なっています。

その手法は様々にありますが、

最終的には勘のようなものに

頼らざるを得ません。

人の本音を探るというのは本当に

難しいことだと思いますが、

本音を読まずして多くのビジネスは

成立しないように思います。

 

人が本音を語らない理由は様々に

あります。

 

1つは、人はポジショントークをする

ことが宿命づけられている、ということ。

いかにまじめで誠実な人であっても、

人間が社会的な動物である以上、

立場を度外視してものを語ることは

ありません。

例えば、日本人であればラグビーの日本代表を

応援するのが当たり前とされていますし、

そうでないとすれば何らかの理由付けを

必要とされるような向きがあります

(それを肯定も否定もするわけではないですが。)。

そのように「日本人」といった位置づけを

強制された中で発言をする以上、

発言内容にバイアスがかかるわけです。

バイアスがかかる以上、多かれ少なかれ

本音とは違った発言がなされます。

 

また1つには他人を思いやって本音を

述べないことがあります。

これも日本人特有のやさしさなのかも

しれませんが、却ってトラブルの原因にも

なりえるものです。

例えば、「あの人は○○を守ろうとしたから

こそ、××をダメにした」

という発言も往々にして聞かれます。

しかし、これというのもやはり、真実を

曲げる方向での意図が働いているとしか

いえません。

 

何事に対しても真正直でいることは大変かも

しれません。

しかし、荒木はイニシャルで損をしても、

真実を追求し、信念を曲げない人が勝つことは

必然であると信じてやみません。