正月2日目、実家の伊賀を出て名古屋に
向かっています。
今日の夜は名古屋で勉強会でご一緒している方と
その奥様と会食の予定です。
こうした方と全国でお会いできるのは
嬉しい限りです。
さて、昨日は目標設定について書きましたが、
今日も続けます。
目標設定においては、「在り方」の問題と「やり方」の
問題があるということをお話しましたが、
「やり方」ついては、積極的な面と、
消極的な面があるというお話をします。
積極的な目標は比較的わかりやすく、例えば
毎日読書をする、
週に3回ジムに行く、
これまでに行ったことのない営業先を10件回る、
といったように、目標設定の基本的なところで、
意思力を保持してやれば実現できるものです。
これに対して消極的な目標としては、例えば
タバコをやめる、
酒を1週間に1回にする、
ソファに寝転がってポテチを食べるのをやめる、
といったような、やらない目標といえるものです。
これが有害なものを避けるというものであれば、
まだピンと来るのでしょうが、一見、有益な
ものまでやめる、というのはやや上級編と
いえるのではないでしょうか。
すなわち、何らかの究極の目標があった場合に、
直接的なものか、間接的なものか、
短期間で終わるものか、長期間かかるものか、
効率的なものか、非効率的なものか、
といったような比較の軸があります。
この意味でいえば、究極の目標の下位目標にも
順位の序列があるはずであり、よりよいものを
選択して実行していく必要があるわけです。
ビジネスに例えていうならば、
単価が安い目標より高い目標のほうがいいですし、
単発の目標よりも継続の目標のほうがいいですし、
原価のかかる目標よりもかからない目標のほうが
いいわけです。
しかし、このような目標の入れ替えのようなものを
行うためには一定の犠牲を払う必要があります。
ビジネスでいえば、一定の売上げや顧客、
それまで投下してきたコストを捨てることが
決断できなければ、これが行えないわけです。
人によってはこれが「英断」と評されることも
あるでしょう。
そうした意味で、消極的な目標設定として、
身を切らなければならない部分があることも
承知しておかなければ、
本当の意味で的確な目標設定ができない、
ということがいえるのではないでしょうか。