昨日は月例の年間プログラムでした。
昨日も多くの学びや気付き、そして同受講生の
方々との大切なご縁をはぐくませて頂きました。
また、昨日は日本経済新聞に私の記事をご掲載頂きました。
こちらの記事は、主に私が代表理事を務めています
一般社団法人北海道M&A協会の関係でお書き頂いた
ものですが、同法人の開業に関する記事に続いて
2回目にご掲載頂いたものになります。
こちらの事業はまだまだ緒についたところであり、
あまり多くのことを語るような立場にはありませんが、
このように取り上げて下さるということは
ご関心の高さを感じます。
ところで、みなさんはM&Aに対してどのようなイメージが
ありますか?
「ハゲタカファンドがやるやつ?」
「金儲けのためにやるんじゃないの?」
「サクッと売って、後は知らん、って感じでは?」
といったような声も多く聞かれそうです。
確かにM&Aを行うことによって多額の金銭が動く
場合があることは否めません。
しかし、M&Aは本来的に金儲けの目的のために行う
ものではなく、手段に過ぎないものです。
すなわち、
・経営者の引継ぎ手がいない会社を救う
・不採算部門を整理する
・新規事業を始める
・外国に進出する足掛かりとする
といったような事業目的があって行われるものです。
言ってみれば
「会社の整理整頓作業」
と表現してもいいかもしれません。
北海道(だけではないですが)では同族経営の
中小企業が数多く存在し、その大半が設立したオーナー及び
その家族だけが経営に関わっていることが大半です。
このため、新しいアイデアがあったとしても、
オーナーがそれに気づかずにいれば採用されることは
ないですし、そのままの状態で場合によっては
会社の終焉を迎えることも少なくありません。
しかし、賢明な経営者の方はその不合理さに
気付きつつあります。
会社がいかに効率化し、事業価値を維持できるか、
という視点に立てば、必ずしもオーナー一族だけが
経営を続けていくことがすべてではありません。
特に事業承継が問題になるようなケースではその
問題が先鋭化してきます。
これからは北海道の中小企業もM&Aを経営戦略の
1つとして考えるべき時代が到来しているのは
明らかといえるのではないでしょうか。