投稿日:2019年11月11日

【札幌 弁護士コラム】経営方針発表会に思う:マイナスをプラスに考えられたときに正のスパイラルが生まれる

今日は、私(荒木)が社外監査役を務めております、

株式会社土屋ホールディングスを含む土屋グループの

経営方針発表会に出席しました。

あまり具体的な内容には触れられませんが、10月が

期末ということであり、前事業年度の振り返りと

今事業年度での目標設定などが行われました。

 

この経営方針発表会には土屋グループのほぼ全役員、

従業員が全国から集結するというということで、

1000人にも達しようかという人数で事業体の

大きさを実感させられました。

これだけの大きい集まりなどまず主催するようなことは

ありませんし、どのような進め方をするのか、

役員としてどのような心構えをもってやられているか、

といったようなことはそうそう見られるものではありません。

 

普段の監査役としての業務もそうではありますが、

このような場に社外の人間が入れるというのは極めて

大きな経験だと考えられます。

そういえば、土屋グループの中核である株式会社土屋ホームの

朝礼は昔から有名で、現在は一線を退いている土屋公三会長が

全盛のころには、朝礼を見学するためのツアー(参加費は

○十万円だったとか!)も開催されていたそうです。

 

このような貴重な経験をさせてもらい、かつ報酬も頂いて

いるわけですので本当にありがたいお話だと思っています。

 

事業を始めた当初は、誰しも

勉強、研究、商品開発、営業といった経済的、時間的にマイナスのこと

から、

業務処理、サービス提供、納品を行って報酬を受ける

という構図が通常です。

 

しかし、

勉強、研究、商品開発、営業といった(通常は)経済的、時間的にマイナスのこと

がうまくいくといつしかプラスに転じてくるときがあります。

 

上記の例でいえば、私は、

経営方針発表会への出席という勉強の場に赴く

ことによって報酬を得られているわけです。

しかも、このプラスの効果というのは、

頂いた現実的な報酬のみならず、

このときの経験を活かした二次利用が可能という

ところに妙味があるわけです。

例えばこの経験をセミナーで語ってお金を頂く

こともできるかもしれませんし、

他の会社の社外監査役になったときに

応用できることがあるかも知れません。

 

このように考えてみると、

勉強、研究、商品開発、営業といった経済的、時間的にマイナスのこと

が、

業務処理、サービス提供、納品を行って報酬を受けること

といつしか一体化するわけです。

これがいわゆる正のスパイラルというもので、

このスパイラルができ、それが成長を続けて

いくとなると極めてビジネスが面白くなるわけです。

 

一つの物事の捉え方にすぎませんが、一見マイナスと

思えることを価値として感じられるようになると

いいスパイラルが継続するようになってくるのではないでしょうか。