先日、事務所で懇親会を開こうということで、
私(荒木)がよくお邪魔させていただいている、
割烹料理のきすをさんにオードブルをお願いしました。
割烹 きすを HP
こちらにはちょくちょく足を運ばせていただいているのですが、
大将お1人で切り盛りされており、予約受付から下ごしらえ、
調理、接客、配膳、会計まで完全にお一人で対応されています。
お店自体はカウンター6席のみとこじんまりしていますが、
驚くのは、ディナーだけではなく昼間のお弁当の作成も
受け付けているということです。
興味があって、「昼のお弁当は何人前まで対応可能ですか?」、
と聞いてみたことがありました。
私の予想としては、お一人ですので10食か20食程度が
限度ではないか、と考えていたところ、
「前もって言っていただければ100人前ぐらい作りますよ。」
と、しれっと答えられたのには驚きました。
さすがにそのような人数になってくると徹夜で作られる、
という事でしたが、それにしても大将の処理能力の高さには
驚かされるばかりでした。
今回のオードブルは、10,000円である程度の量、
といったざっくりとしたオーダーをしていただけで、
料理の内容は対象にお任せしていました。
そうしたところ、実際にいただいたのは
それぞれの料理が手の込んでいるオードブルが1台、
押し寿司6人前、デザートのこだわりのプリン6個
といった豪華ラインナップでした。
またそのボリューム感も申し分なし。
オードブルだからといって一切手を抜いておらず、
野菜のひとつひとつに飾り包丁が入っていたり、
魚の骨抜きまで丁寧になされた逸品の数々でした。
当然、この事務所の懇親会では、全員が大満足でかつ、
ボリュームがあったため一部を参加者で分けて持ち帰りました。
この店自体は、今のところ知る人ぞ知るお店といった
感じではありますか、誰がどう見てもこの品質と価格であれば、
他の競合店と大きな差をつけておかしくないように見受けられます。
今回は、取り立ててこのお店のことを書きたくなり、
記事にしたのですが、ここまで特別に感銘や感動を人に
与えることというのは容易なことではありません。
他の人に比べて圧倒的な差をつけるような努力を
積み重ねていかなければ、そのような事は容易ではありません。
他者と差をつけるためにはまず、自らの内面を鍛えることが
必要となります。
内面を鍛えるためには、まず自らの弱い気持ちに打ち勝ち、
自らを成長させるための言語を回すことが必要です。
このことに思いを致すとするのであれば、
日々の業務においてお客様に常に全力を尽くしているのか、
常に過去の自分を上回る努力をしているのか、
常に自らを客観的に見られているのか、
ということを考えざるを得ないように思います。
異業種においてこれだけのレベル感の高さのに触れることが
できたのは大変貴重な経験でした。
その意味でも大変に意義のある懇親会でした。