今日も経歴シリーズ(?)を続けます。
今回は私(荒木)が札幌に来てからどのように心持ちを変えていったか、について書きたいと思います。
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前々回の投稿:四大事務所で落ちこぼれだった僕(荒木)がV字回復を果たせた理由(ワケ)
https://feelist-srv.sakura.ne.jp/02_test_site/answerz_test/law_blog_all/post-4744/
前回の投稿:四大事務所で落ちこぼれだった僕(荒木)がV字回復を果たせた理由(ワケ)<分析編>
https://feelist-srv.sakura.ne.jp/02_test_site/answerz_test/law_blog_all/post-4749/
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さて、前々回、前回と私が、
深夜に小一時間、こんこんと説教される、
などという憂き目に遭っていた、
というお話とその原因について書いてきました。
それから私がどのように変わっていったか、
というところでいくつかポイントがありました。
①人間関係をリセットする
私は今でも自己紹介をすると「何で札幌に来たの?」と
訊かれることが多いのですが、
1つには「環境を変えたかった」ということが大きくあります。
環境というのも多義的ではありますが、最も大きいものが人間関係です。
前回、
「自ら崩れる」
という表現を用いましたが、自分自身に対する評価が下がるのと同時に、
周囲からの評価が下がるということが
再起を妨げる大きな要因になっていたと考えられました。
このため、ネガティブな想念を持たれてしまっている
人間関係を(完全にではありませんが)刷新し、リセットすることが必要でした。
札幌への移住ということは、このリセットを行うという意味において大きいことでした。
また、札幌で勤務した事務所のボス弁(経営者弁護士)が
かなり自由にやらせて頂ける方で、
自主性を重んじて頂けたことも大きかったと思います。
改めてここで感謝を申し上げます。
②世界を広げる
それまでの事務所での仕事はほぼ100%が、
パートナー又は先輩から降ってくる仕事で、
およそ営業というものとは無縁の状態でした。
また、職人として知識を得る必要はあったものの、
自分の位置づけがどうなのか、どのような方向に向いていけばいいのか、
といったようなことに思いを致すことはありませんでした。
このような状況が閉塞感をもたらしていることに気付き、
札幌に来てからは、
会合に入る、
会食に出かける、
ビジネスについて学ぶ、
といったことを始めました。
これにより、徐々に世界が広がり、
自分の立ち位置が分か、
何を求められているのか、
といった視点を持つことができるようになりました。
③目標を設定し、意思を持つ
上記とも関連しますが、
札幌で独立開業しようという目標を設定したことが
その後の意思決定基準に大きな意味を持ちました。
すなわち、それまでは与えられた仕事を粛々とやることが
全てであったのが、独立開業という目標を持ったことで
急に、目先の仕事が未来につながるイメージを持つことが
できるようになりました。
それによって少しずつ自らの行動の意味付けを考えるようになり、
意思を持った行動がとれるようになったことが大きいといえるでしょう。
このように転職して札幌に移籍したことにより、
居住地や所属先が変わったことのような外形的な変化よりも
比肩できないような大きな内面的な変化があったといえます。
次回は、このような内面的な変化をいかに具体的な行動に
反映していったかについてお話してみたいと思います。