投稿日:2019年07月06日

【札幌 弁護士コラム】宿題は終わるまで宿題、やらなかったことは追いかけてくる

昨日から東京に来ております。

昨日は、田坂塾に参加してきました。

http://hiroshitasaka.jp/tasakajuku/

 

今回は運気の引き寄せ方についてお話しを聞いてきましたが、多くの気づきや学びをいただきました。

 

その中でも印象的だったのは、「過去と和解する」という考え方です。

ここで述べられていたのは、過去の他者との諍いや、紛争において、自己の認識を改め、問題に対して一定の解釈を与える、と言うことです。

これも非常に大事な概念だと思いましたが、より敷衍して述べるとすれば、過去に積み残した事を平穏に解決するということではないかと考えました。

 

誰しも経験があることだと思いますが、やらなかった宿題、積み残した仕事というものがあるかと思います。

例えば、やろうやろうと思ってやっていない書類の整理だったりとか、長らく連絡を取っていない友人への連絡だったりといったようなものです。

そのような宿題は、自らが主体的に取り組むまでずっと残っているものです。

 

これは実際のタスクと言う意味においても妥当しますし、そうでないとしても人間関係や家庭生活においても妥当することだと考えられます。

そういった普遍的な意味を置いて、やるべきことをやっていない、という事は常について回るということです。

そして、やらなければならないことをやっていないということは、いつまでたっても解決しない問題を抱えている状況が生まれるということです

そのような状況に陥ると、いつまでもその課題が頭をもたげていて、時としてその弊害が顕在化するわけです。

私の業務上でもあることですが、例えば交通事故の逸失利益の論点を調べなければ、と思って放置していたら別件で同じ論点が出てくるような話です。

 

このような事の対策としては、やるべきタスクを粛々とこなすよりありません。

すなわち、一次はやりすごしたとしてもいつまでも宿題は追いかけてくる、宿題はやらない限り開放してくれないということを認識しなければならないのです。

 

そのような心持ちで物事に取り組むとすれば、タスクを先送りすることもなくなりますし、進んで前倒しで事を進めようとするようになります。

これこそが物事に対して処する原動力を与えることにつながり、改善やイノベーションを生むことになります。

 

宿題は追いかけてくる、ということを意識して事を進めるというのは、タスク管理にあたっての基本事項として重要なことではないでしょうか。