投稿日:2019年06月14日

【札幌 弁護士コラム】四の五の言わずゼロから始めよう

今日は朝から土屋HDの取締役会、昼は事務所で作業を行い、これから東京に向かう車内にいます。

 

先日、土屋HDを含む土屋グループの50周年イベントがありました。

創業者の土屋公三会長は、脱サラ後、経営者を目指していましたがなかなかうまく行かず、半ば失業者の状態で北海道神宮に毎日「出社」していたといいます。

それから50年。

会社は東証二部上場、売上げ規模250億円、従業員数約1000人という規模のグループを育て上げたわけです。

 

一方、私がビジネスの師と仰ぐ鮒谷周史さんも、現在ではセミナー、コンサル業を中心とする一流のビジネスパーソンでいらっしゃるわけですが、独立するきっかけとなったのは勤めていた会社の倒産にあったといいます。

鮒谷さんは、会社の倒産を契機として東京に出てこられ、そこから約15年で今の地位を築いてこられました。

 

このどちらにも共通するのは「ゼロからのスタート」ということです。

これは、自らの思い描く人生設計が叶わないのは、外部環境によるものではないということを意味しています。

知識、経験や能力といった内面的な力、これに加えて熱意や意欲が加われば人生を変えることは可能ということです。

ことさらに外部環境に恵まれていないことを恨むのは、自らの可能性を閉じてしまうことに他なりません。

 

かくいう私も何も北海道にゆかりのないままふらっと移住して7年、事務所を開業して5年になります。
多くの顧問先様に恵まれ、上場会社の役員までやらせてもらえるようになりました。

私がロールモデルとして優れているというつもりは毛頭ありませんが、その程度のことはできるということです。

 

「ゼロからのスタート」をすることは、可能性を閉じるような見方をしなければハンデでもなんでもない、ということではないでしょうか。