投稿日:2019年05月27日

【札幌 弁護士コラム】まずは所を得る:実力を存分に発揮するために必要なこと

昨日は、経営者の集まりのスピンオフ企画でゴルフに参加してきました。
スコアは人に言えないレベルでしたが(汗)、気付きもありました。

スコアが崩れた原因は、練習でできていたことがコースでできなくなっていたこと。
練習ではそこそこいいショットが出ていたのですが、本番では右に曲がり、左に曲がりとひどいことに。

ではなぜ練習でできていたことが本番でできなくなったか、というところが問題です。
それは一言でいえば、「環境が変わった」ということです。

ゴルフをされる方であればお分かりになると思いますが、ゴルフの練習場(打ちっ放し)は地面が平らで、見通しが開けており、屋根もついていて快適な環境です。
それに対してコースというのは、傾斜があったり、草が絡まってきたり、狭いところを狙わなければならなかったり、様々な制約条件の中でショットしなければなりません。

昨日のコースはフェアウェイが狭く、谷越えがいくつもあり、傾斜も多く、ついでに虫がブンブン集まってくるという、なかなかの環境でした。
そのような環境に十分適応できなかったことに最大の敗因があったわけです。

このようなことは仕事においても妥当することです。
いかに実力や能力があったとしても、環境によってはその半分も発揮できないことがあります。

しかし、これは「環境が悪い」と開き直ってよいものではありません。
環境を整えるのも仕事の一環ですし、環境を選んだのも自分の責任です。
まずは環境を整える、すなわち自分が仕事をすべき所を得た上で、実力や能力を発揮する必要があるのです。

もちろん、環境というのも常に一定ではなく、環境の変化が起こった場合にはそれに合わせた対応を行う必要があります。
実力や能力を身に付ける努力も必要ですが、それと同程度に環境を味方につけるための努力も必要なのではないでしょうか。