投稿日:2019年04月16日

【札幌 弁護士コラム】まだまだ半人前で道半ば、と気づかされるとき

私の縁戚がやっている居酒屋が池袋にあります。

池袋の北口方面で1番老舗の店で、常連さんは軒並み60代、70代又それ以上の方ばかりのようなお店です。

私もちょくちょくお邪魔するのですが、全くもって有名店では無いのですが、知る人ぞ知る名店ということでやっています。

私もそれなりにたくさんの飲食店にお邪魔しましたが、料理の味では超一流、といわれているところにも全く引けを取らないものと思っております。

 

そういった常連さんである先輩方から見ると、私のたった10年程度の弁護士のキャリアなどある意味では取るに足らないものです。

このお店では私は完全にひよっこ扱いをされているわけです。笑

それというのも、大学の先生、大企業の役員、文化勲章を取るような方、マスコミ業界を仕切っているような方がゴロゴロ来られているのですから、頷ける話です。

 

縁戚ということもあり、いつもサービスをしてくださるのですが(といっても元からそれほど高くありません。)、気になるのは最後のお支払いの時です。

女将さんからは、「あなたはもっと稼いだら、きちんと払ってもらうから。」といつも言われます。

手前味噌ではありますが、私もこぢんまりと事務所をやってはいるものの、それほどお金に困ってるものでもなく、それなりの収益を上げるような業態をやっているわけです。

しかしながら、多くのベテランの事業者や文化人を見てこられた大将やおかみさんなるからみたら、私などのような若造にはまだまだ心配なものがあるわけなんだと思います。

 

普段は人前で偉そうなことばかり言っている私ではありますが、立場や視点を変えてみるとまだまだ熟達の域というのは遠いものです。

常に謙虚な気持ちを忘れず、(このお店で通常料金を払えるくらいには笑)大きく成長を遂げたいものだと思います。