投稿日:2019年04月03日

【札幌 弁護士コラム】ご縁は運と努力で結ばれ、つながっていく

今日は朝から作業の一日です。

夜は顧問先の役員の方、その顧問先の税務、労務、許認可関係の顧問の先生方との会食です。

 

さて、前からしばしば述べてきたことですが、ピンチもチャンスも人に乗ってやってくる、という格言があります。

私はこの格言を愚直に信じている方なのですが、チャンスをいただくためには人とのご縁が必要ということになってきます。

このため、人とのご縁をいかにつなぐか、ということを考えることが多くありますが、人とのご縁は、運によるところも大きければ、努力によるところも大きいと思うに至りました。

 

運による部分というと、まさしく「袖振り合うも多生の縁」、という言葉があるように、前世で会ったことがある、といったような些細な(?)ことですらも、ご縁のきっかけとなるわけです(前世が存在することはもちろん証明できませんが。) 。

ご縁というのは、何か特別なことがなければ生まれない、というものではなく、普通に生きていれば実は数限りない機会に恵まれているはずなのです。

しかし、「多くの人は縁にあって縁に気づかず」といったように、ご縁の「垂れ流し」、もしくは「無駄遣い」をして機会をふいにし続けているわけです。

 

一方で、わずかなご縁であったとしても、それを大切にし、育んでいこうという思いがあればできる事はたくさんあるはずです。

かくいう私は、名刺をいただいたら必ず1度はご連絡する、Facebookの友達申請をする、といったようなことをルーティンとしてやっています。

また、いただいた名刺にメールアドレスが書いてある場合には、それを登録させて頂き、自動的にメルマガが配信されることになっています。

そのようにして、少なくともご縁の糸が途切れてしまわないような方策を取っているわけです。

 

ただし、それだけではご縁が深まっていくとは言えません。

やはり、「これは!」と思った方には個別でメールをしたり、Facebookにコメントしたり、会社訪問を打診したり、食事のお誘いをしたりといったことを意識的にやっています。

これだけではそれほど大変なことをしているように思えないかもしれませんが、ご縁に対して意識を向けていなければ、ご縁のために何もやらない、ということが人のデフォルトルールになっているはずです。

このため、意識的にご縁をつなごうということをやったことのない人にとっては、デフォルトルールと違ったことをやることになるため、非常に精神的な負荷になります。

それゆえに、ご縁を結ぶことというのも、自らを律し、躾けていかなければ簡単にできることではありません。

 

一方で、このようなご縁をつなぐ活動というのは、相手にとっても喜ばれる部分があります。

それというのも、人は他人から関心をもたれることによって快を得るからです。

とすると、ご縁を結ぶ活動、すなわち積極的に連絡するというのは、ご縁を結ぼうとする側と結ばれようとする側、お互いにとってwin-winの状態になるのであり、積極的に行うべきことではないかと思うわけです。

 

ご縁を結ぶ構造というものを理解し、積極的に行動をしていけば、思いもよらないチャンスにも巡り合える、そう思う今日この頃です。