ストレスが多いと言われている現代の世の中ですが、ストレスにも様々な種類があるのではないかと考えられます。
1つの分け方として、外的要因によるストレスと、内的要因によるストレスがあると考えられます。
外的要因によるストレスとは、他人から何かを言われたために影響を受けたということであったり、社会の情勢によって自らが損をしてしまったりするといったようなことです。
上司に叱られた、取引先からクレームを受けた、自分の持っている株が景気の後退で下落した、といったことが例として挙げられます。
一方で、内的要因によるストレスとは、自らの気持ちの問題としてストレスを感じてしまうということです。
さらに、内的要因にも種類のものがあるのではないかと考えられます。
すなわち、自らがこれをしたいと言う目標を設定しが、それに到達できないといったポジティブな意味でのストレスと、やる気が起こらない、動くことに前向きになれないといったような、どちらかというとネガティブな意味でのストレスです。
別の言い方をすると、意図するストレスと意図しないストレスといったように区分けができるかと思います。
このような意味で考えると、内的かつ意図としたストレスは、実はストレスといいつつも前向きなエネルギーに転換されているということがいえます。
ストレスというと聞こえが悪いですが、全てが悪いわけではなく、ストレスがあるからこそ将来への渇望感が生じ、改善が発生して目標に向かって努力をすることができるというものです。
そう考えてみると外的なストレスや、意図しないストレスも、解釈を変えることで内的なものとして捉え、かつそれが意図した範囲であると考えることも可能な場面があります。
例えば、「上司に叱られた」という現象だけを捉えると外的なものとしか言えないでしょうが、前後の文脈を付けて「自らの成長のために仕事をしているのであり、その仕事に対して指導を受けたことによって自らの気付きとすることができた」とするのであれば、内的かつポジティブな捉え方に変えることができます。
ストレスの種類を分別し、解釈によってそのカテゴリを自らの中で移動させることでストレスを悪いものとして考えなくてもよくなる場面があります。
このように解釈することはストレスマネジメントとして有効といえるのではないでしょうか。