投稿日:2019年01月25日

【札幌 弁護士コラム】「いつまでもブルペンで肩を温めてるんじゃねーよ!」というお話:さっさとデビューすることの重要性

ふと考えてみると私も弁護士10年目を迎えたわけで、何とか若手と言われてはいるものの、いつまでも若いことで許されると言う時期でもなくなってきています。

 

私も事業展開を色々と考えてはいるのですが、事業展開を考えるにわたって特に士業の悪い癖というものがあります。

 

それというのは準備に準備を重ねて、そのくせろくに形にもならないという結果に終わるということです。

 

もちろん弁護士であれば、弁護士倫理があったり広告規制があったりと、必ずしも自由に事業展開できる立場ではありませんが、とは言いながらあまりにも準備が遅く、立ち上がりが遅いという傾向が指摘できます。

 

これをプロ野球に入ったピッチャーに例えてみると、いつまでもブルペンで肩を温めていて結局、登板できないといったことと似ています。

 

まだ活躍できるような時期が来てないということで、ただひたすら練習だけを行っていると、プロ野球の世界ではすぐに戦力外通告が来てしまいます。

 

プロ野球の場合には、そのように戦力外通告が明確に存在するのでわかりやすいのですが、実はそれ以外の世界でも戦力外通告と同様の状況になっているということはあり得ます。ただ、戦力外通告状態であっても、既存の業務は引き続き行うことができますし、すぐに困窮するということはないでしょう。

 

しかし、このような状態では、飛躍的に伸びる余地もないですし、自分の思った目標には到達できません(そもそも目標設定がないからチャレンジしないという側面もあります。)。

 

やはり事をなすには、さっさとデビューして、さっさと試合で打たれて、さっさと改善を図るということが必要になります。

 

このプロセスをいかに早く回せるかが、スタートアップでの成功又は既存業務の業務改善の鍵ではないかと思います。

 

とにかくさっさとデビューする、この感覚を持つことで業績の改善は飛躍的に高まるのではないでしょうか。