今日も1年の業務開始に当たって準備を進める作業をしておりました。
それとともにインプットとして読書をしておりますが、今日、新たに箕輪厚介氏の『死ぬこと以外かすり傷』を読み始めました。
<『死ぬこと以外かすり傷』:amazon>
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箕輪氏は、幻冬舎の編集者でありながら、イノベーティブなプロジェクトを数多く手掛けてきたことで名を馳せています。
今のところまだ、はしがき部分しか読み進められていませんが、早くもブルブルと震えるような言葉にいくつも巡り会えました。
はしがきの短い文章の中にもいくつも感激のポイントがあったのですが、その中でも特に箕輪氏が編集者として「最強だと感じる3つの理由」というものをあげています。
1つ目は「才能のカクテルが飲み放題」ということです。
これは編集者として一流の経営者や文化人等と交わる機会が多く、このような人と交わることによって得られるものが非常に大きいということを述べています。
2つ目は「ストーリーを作れる」ということです。
編集者は1本のストーリーを構成してそれを著者に伝え、著者によって作られたものをさらに編集するという作業を行っています。
そのためストーリーを作るという能力に関しては非常にたけているといえます。
そして3つめが「人の感情に対する嗅覚を磨ける」ということです。
本が売れるためには単にデータを解析し数字を取れればいいというものではなく、感情に寄り添ったないようにしなければ、何ら大きい結果は得られないということを述べています。
これらはあくまで編集者としての立場を述べたものではありますが、実はすべての職業に通じるのではないかと思いました。
例えばこれを弁護士にあてはめていっても同じことが言えるかと思います。
弁護士業務においても、才能のある人からひらめきを得て、いかに業務を改善するかということを常に考えていますし、ストーリーを作るという作業も、裁判所に提出する書面にも使いますし、お客様に対する説明においてもストーリー性がなければ納得してもらえない場合も多く存在します。
さらに人の感情を十分に捉えられていなければ、弁護士として人を説得することもできないですし、裁判官に依頼者の感情を訴えることもできません。
このようにこれら3つのことは普遍的な原理原則といえるのではないでしょうか。
こういった3つのことが自然と出てくるという事は一流の職業人と評価される要件といえるかと思います。
まだこの本ははしがきの段階ですが、これから読み進めるのが非常に楽しみなってきています。