昨日は突然胃腸炎を発症してしまいダウンしてしまいましたが、それの回復期間として今日は休養させていただきました。
休養の合間に横山光輝の「項羽と劉邦」を読み始めました。
私は、歴史ものが結構好きで、三国志や信長の野望などのゲームなどをよくやっていましたが、この項羽と劉邦はこれまでふれたことがなく、時代背景をよく知らないまま読み始めました。
それに先立って、昨今大流行の「キングダム」は最新刊まで全てを読んでいますが、この項羽と劉邦の始まりはキングダムの準主人公となっている秦の始皇帝であるえい政(「えい」の漢字が出ません…。)が中華統一を果たしたころから始まります。
項羽と劉邦の最初にはえい政が皇帝として君臨し、いかに悪政を敷いていたかということが描かれています。
キングダムではえい政は法による支配、すなわち法治国家を目指して中華統一を果たすという壮大な夢を描いていますが、それが項羽と劉邦の最初では法を徹底するために儒教を排さなければならないという方向で弾圧を行うということが描かれています。
これが世にいう「焚書坑儒」です。
焚書坑儒とは、儒学の書物を焼き払い、儒学者を生き埋めにするという徹底的な弾圧行為をいいます。
また始皇帝は、万里の長城を築かせると共に、自らの豪華な宮殿を建てさせるなど、農民に対して苛烈な共同作業をしたり、重い税金をかけたりするといったことで人民を困窮させているという悪者として描かれています。
これだけを見るとキングダムで描かれていたえい政とは全く違う人物のようにも思われます。
しかしこのように評価が全く変わることは歴史書においてはかなり多くの事例が見受けられます。
なぜかというと歴史書というものは、その歴史書が作られた当時の為政者の意向に基づくものであり、必然的にその前の為政者のことは悪く描かざるを得ません。
前の為政者を悪く描くことによって自らの地位の正当性や権力を保つ必要があるためです。
このようなことは昔の話ではありません。
現代においても戦後の日本教育や近隣のアジアの国々の教育を見ても同様の傾向が見て取れるかと思います。
一方で歴史書というものは国のものだけではなく、個人の単位でも存在します。
それが日記です。
すなわち歴史が過去の出来事を書き換えるまたは評価を変えるというものであるとすれば、日記を書くことにより個人が自らの歴史の解釈を変えることも可能であるはずです。
もちろん無用に自らの経歴を詐称したりすることを推奨するわけではありませんが、一つの事実を別の角度から解釈することによって、自らの人生に肯定的な評価を与えることは可能なわけです。
肯定的な評価を与えることにより、現在の自分に対して自信を与えられたり、これからの行動に好影響を与えることができれば、大きなプラス要因になるのではないでしょうか。
歴史に学ぶということが反省点を見出すためだけのものではなく、歴史とともに人生が存在し、その人生はどこかで解釈変えができるということも一つの学ぶべきポイントなのではないでしょうか。
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<イベント概要①>
イベント名:年末放談会~明るい2019年を迎えるための5つの心掛け~
講師 :荒木俊和
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場所 :札幌市中央区北2条西10丁目2番地7 Wall地下セミナールーム
参加費 :5000円(懇親会費は別途4000円程度)
(アンサーズ法律事務所の顧問先様は1名無料)
申込方法 :①本イベントの参加ボタンをクリック(別途懇親会の出欠をメッセージ等でお知らせ下さい。)
②下記Googleフォームから申込み https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeSKyETZD5usCM-F11oiY5mxm_Fr3CXvtZntJ1a2STTjqrI-A/viewform?usp=pp_url
③電話で申込み(011-252-9301)
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<イベント概要②>
タイトル:恋愛・結婚・パートナーシップ大反省セミナー(仮)
日時 :平成31年1月9日 18:30-20:30(セミナー)
21:00-23:00(懇親会)
場所 :プラット22
札幌市中央区北2条西2丁目 STV北2条ビル1階
http://www.plat22.com/access
受講料 :5000円(税込、懇親会費別途)
FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/2187428388135806/
投稿日:2018年12月22日