投稿日:2018年12月07日

【札幌 弁護士コラム】「リテラシー」を意識してみよう、というお話

今日も東京出張です。

新千歳空港に向かう電車内で書いています。

 

さて、最近よく思うのは「リテラシー」を意識する必要があるということです。

リテラシーの本来的な意味は識字能力、つまり文章を読み書きできる能力のことですが、最近ではITリテラシーなどという言葉もできています。

 

そのアナロジーとして、様々な分野においてリテラシーというものが存在するように思います。

私の専門分野であれば「法律リテラシー」といったようなものが観念できるのではないかと思います。

すなわち、法律の条文自体は(難しい表現や漢字がやたらと多いですが)普通の識字能力がある人であれば読むことができます。

しかし、読めたからといってその内容が理解でき、自在に操れるかというとそうではありません。

そのために(私を含めた)法律家という職業が存在します。

ただ、法律問題を解決するために弁護士を雇ったらそれで済むかというとそうではありません。

そこで問題になってくるのが依頼者側の法律リテラシーです。

 

これをいうと私のほうが依頼者の方に説明を怠っているとか、他人の責任にしているように思われてしまうかもしれませんが、やはり合理的な解決を求めるためには依頼者側においても一定の法律に関する理解力は必要であることは否定できません。

もちろん、法律の内容や解釈をすべてできなければならないわけではないですし、むしろそこまで求めてはならないとも思います。

しかし、最低限度、「法律は公平さを図ろうとしている」といったことや「証拠のないところで裁判はできない」といったようなことは理解して頂いてから、ご相談にいらして頂く必要があろうかと思っています。

この意味で、弁護士は1から法律を説明する立場にないと思っていますし、依頼に来られた方の法律観を変えることまで仕事ではないと思っています。

やはり適材適所であり、私の取り扱っている範囲のお客様にお越し頂くのがお互いにとってハッピーなわけです。

 

この意味で自らがほかの商品やサービスを利用する場合であったり、異業種、異業界との連携を図ろうとする場合ではその業種、業界のリテラシーを持って接触を試みなければなりません。

これは一つのマナーであると思いますし、また、自らの利益にもつながることだからです。

私は新しい商品やサービスを取り入れようとする場合には、いきなり人に説明を求めるのではなく、可能な範囲でネットで調べたり、本を読んだりしてから接触するようにしています。

このように「リテラシー」を意識してみると、どことなく人生がスムーズになるような気がします。

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年末年始に放談会、セミナー2件を開催します!

 

<イベント概要①>
イベント名:年末放談会~明るい2019年を迎えるための5つの心掛け~
講師   :荒木俊和
日時   :2018年12月26日 17:30-19:30
場所   :札幌市中央区北2条西10丁目2番地7 Wall地下セミナールーム
参加費  :5000円(懇親会費は別途4000円程度)
      (アンサーズ法律事務所の顧問先様は1名無料)
申込方法 :①本イベントの参加ボタンをクリック(別途懇親会の出欠をメッセージ等でお知らせ下さい。)
      ②下記Googleフォームから申込み       https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeSKyETZD5usCM-F11oiY5mxm_Fr3CXvtZntJ1a2STTjqrI-A/viewform?usp=pp_url
      ③電話で申込み(011-252-9301)

FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/342564573218932/

 

<イベント概要②>
タイトル:恋愛・結婚・パートナーシップ大反省セミナー(仮)
日時  :平成31年1月9日 18:30-20:30(セミナー)
              21:00-23:00(懇親会)
場所  :プラット22
     札幌市中央区北2条西2丁目 STV北2条ビル1階
     http://www.plat22.com/access
受講料 :5000円(税込、懇親会費別途)

FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/2187428388135806/