昨日はプライベートな食事会をしていたのですが、知人から及びがかかり、経営者の方との食事会に移行しました。
スケジュールを立ててお会いするのも大切なことですが、このようにひょんなことでの出会いも大切ですね。
この経営者の方は代々、不動産業を営んでおられる方で、多くの不動産を管理されているような方でした。
この方とのお話にでたのがまさしく、「訴訟は自分の目的を実現してくれない」というお話でした。
この件については私のブログの中でも何度も取り上げてきましたので、私としては「やっぱりそうだったか」と思ったのが正直なところです。
その経営者の方の一番不満におもっていらっしゃるところは、「金の問題ではなく、とにかく無用に時間がかかることだ」ということでしたが、私もまさしくそのように思っていたところでした。
訴訟が提起されると半年や1年は当然のようにかかり、ものによっては3年以上ということもざらにあります。
この原因というのは裁判官にもありますし、弁護士にもあるもので、一概に何が悪いということは断定できません。
しかし、間違いなくあるのは裁判官と弁護士の中に浮かぶ「裁判ってそういうもんだから」といった現状認識です。
ただ、そのような現状認識がまかり通るかというと経済界ではまったくそんなことはありません。
ただ1つの問題について1年も2年も費やしている余裕のある会社なんてあるはずがないのです。
そのようなことは20年も30年も前から明らかであったにも関わらず、なんら裁判を有効な方法としてこなかったのは明らかにいびつな状況を作出しています。
すぐに改善が図られるような話ではないですが、徐々にでも期間短縮が進んでいくことを願ってやまないところです。