投稿日:2018年05月31日

【札幌 弁護士コラム】成長力の源はバッファの大きさ

5月も早くも今日で最後の1日となりました。
6月以降、出張等が目白押しなため、今日も業務に励んでおります。

さて、人や企業は現状維持を目的としたままでは、いずれ逓減してくることは自明のことであるといえます。
なぜならば人や企業は徐々に劣化する存在であり、同じアウトプットを繰り返すばかりでは陳腐化してくからです。

このため、人や企業においては常に改善やイノベーションを起こしていくことが必要となります(本題ではないため、ここでは改善とイノベーションを明確には区別しないことにしておきます。)。
この改善やイノベーションを起こすためには、日々の活動に加えてプラスα的な何かを行う必要があります。
例えば新しい顧客を開拓するために見込み顧客のところに足を運んだり、新しい知識を仕入れるために読書をしたり、健康を増進するためにジムに通ったりするなどです。

これらの改善やイノベーションを企図した行動を行う場合に必ず共通していることがあります。
それは「バッファ」が必要であるということです。
このバッファは、金銭的なものであったり、時間的なものであったり、精神的なものであったり、多様なものです。
しかし確実にいえるのは、日々の生活や経営においてきゅうきゅうとしていると、これらのバッファを生むことができないものであり、かつ、意識的にならないとバッファは生まれてこないということです。

逆にバッファを多く持つ人や企業は改善やイノベーションを起こす余力が多く持っていることになり、実際に改善やイノベーションを起こしているものです。
この意味で、成長力はバッファの多さにかかっているものといえます。

1日5分、1か月5000円など、小さいものでもかまわないのでバッファを生み出すことを意識して生活することができれば、いつかそれが大きな成長につながることもありえるのではないでしょうか。