投稿日:2018年05月21日

【札幌 弁護士コラム】モチベーションの上げ方:アラカルト編

以前に弁護士業務とAIの関係について書いたことがありましたが、今日はその続編です。
と言っても内容的に続いているわけではなく、「修習生から受けた質問に答えました」シリーズという意味です。
今回は「モチベーションの上げ方」について質問を受けましたので、それに対して行った回答をベースにしております。
ご参考にしてみて下さい。

(以下、引用。但し、一部編集しています。)

私もモチベーションの保ち方については常に悩んでおり(というかどんな人でも
悩んでいるのではないかと思います。)、これといった明確な回答はできませんが、
少々ヒントになることを列挙してみます。

・やる気は側坐核という脳の部位が刺激されて起こりますが、側坐核は行動する
ことによって刺激されます。ですので、まずは動くことでやる気が出ます。
このため大きいことをやる前に「スモールステップ」や「ベイビーステップ」という
簡単にできる小さなことをやるのが良いとされています。

モチベーションがなくてもやらなければならない予定があれば動くものです。
このため、モチベーションが出なさそうなときには動かせない予定をたくさん入れて
動かざるを得ない状況を作るというのが有効な場面があります。

・上記と似た話ですが、他者からの目をむけてもらい、監視してもらうという手法があります。
「衆人環視」の状況を作る、という言い方もできます。例えば、他の人に対して
今後やることを宣言する、ブログに書く、アポイントメントを入れる、というようなことです。

・やる気がでる「おまじない」のような動きを決めておくことも有効かもしれません
心理学的に何とかいう言い方があるのですが忘れてしまいました…。)。
私がお手本にしている方は、膝を手で叩くことでスイッチを入れることを「おまじない」としている
という話をされていました。力士が土俵の上で顔をたたいたりするのも近いものがあるでしょうし、
一昔前に流行った五郎丸のルーティーンも似たようなものなのではないでしょうか。

・私は長期の完全休養を設けない、ということを意識しています。
全く休むな、ということではなく1日の間でも完全にオフにするのではなく、少しだけメールを
返信するとか、専門書を読むとかそういった時間を設けるということです。
完全にオフにしてしまうと「サザエさん症候群」のように休みが終わることに抵抗を感じる
ようになり、(日曜日をオフにすると)月曜日のテンションが上がらなくなってしまいます。

・モチベーションが上がらない理由が「心配性だから」という理由であれば、
「心配を取り除く」という意味では、「自分はできる!」と強く思いこむことが重要です。
私は手帳に「(私は)○○である。」(例えば「すごく仕事ができる」とか「人から敬愛されている」とか
そのような類のことです。)いったことを書いて自己暗示をかけています。
人に見られたら恥ずかしくてたまらないような内容です。こうすることによって「勘違い」
「うぬぼれ」といったものが生まれて、心配や不安がなくなってきます。
その上で「小さな三連勝」のような簡単な成功体験を積み重ねることが大切だと思います。