ビジネスにしてもそうですし、プライベートなことでもそうですが、どこまで先の予定を入れるかというのは人によって大きく違うものだと感じます。
例えば、「再来月、寿司を食べに行きましょう。」と声をかけたとき、「え、そんなに先のことなんてわからんよ。」という人と、「え、再来月とかもう予定入らんよ。」という人とその間にいる人とがいます。
これは単に忙しいとか忙しくないという問題ではなく、考え方の違いであるように思います。
ここで思うのは予約や予定を入れるということは一つのリスクヘッジであるということです。
すなわち、未来というのは何かしら不確定な要素があるものですが、予約や予定というものはその不確定な要素を減らすことができるツールになるわけです。
例えば店を予約するということは、予約なしで店に行ったら満席で入れないというリスクを回避したり、目玉の食べ物がなくなるというリスクを回避したりする意味があるといえます。
法律的な部分でいえば、遺言を書くことは自分が死んだ後の財産をどのように分配するかを予定しておくものですし、契約書を作ることは契約の相手がどのように動くのかを予定しておくものです。
そのような対応を行っておくことによって予期しない結果が生まれることを防ぎ、未来の一部分をコントロールすることができるようになるのです。
そのようの未来の一部分をコントロールすることで、本業や本当にやりたいことを阻害する要因を取り除くことができるようになります。
法律においても予約や予定に相当する遺言や契約書等によって、未来に備えておくことが重要なことであるといえます。