平昌オリンピックですっかり有名になったカーリング女子。
「そだねー」も一世を風靡するとともに、意外なところで商標登録の問題まで発生しています。
しかし、経営者であったり、これから大きな結果を残したかったりする人は「そだねー」を使い続けていてはならないのだと思います。
「そだねー」とは言うまでもないことですが、チームメイトからの提案に同意したときに使われていた文言です。
抽象化していうなれば外部の意見に同調するものです。
よりニュアンスをとらまえて言うなれば、「ライトな同調」を表すものです(というように聞こえます。)。
しかし、これというのは変わりたい人、他人とは比べ物にならないような成果を目指している人にとっては大きな障害にある可能性を含んでいます。
それというのも人は社会的な動物であり、かつ易きに流される傾向が極めて強いものです。
易きに流れることの典型が「他人と同じような行動を行う」ということです。
他人と同じような行動を取っていたのでは、他人と同じ程度の結果しか出ないのは当然です。
一方で変わりたい人、他人とは比べ物にならないような成果を目指している人にとって必要とされるものは、他人からの同調圧力を断ち切って、自らの目指す方向に向けて思い切って舵を切ることです。
例えば、周りがみんな遊びに出かけているときに勉強をするとか、定時に他の社員がそそくさと帰ろうとしているところで次の日の準備をするとか、飲み会の途中でも「これは無駄だ!」と思ったら思い切って帰るとか、そのようなことの積み重ねです。
もちろん協調性というものは大切であり、あまりに突飛な行動を取って周囲から反感を買ってしまうのも頂けませんが、同調圧力に抗わずに成功を収めるような話などはまず聞かれません。
「そだねー」と言ってしまう前に、「そうかねー」と心の中で言うのを習慣化してみることも必要かもしれません。