平昌オリンピックが終わりましたが、今回のオリンピックでも羽生結弦の2連覇やカーリング女子のメダル獲得など、日本選手の活躍が大きく報道されました。
様々な捉え方ができると思いますが、1つ共通して言えることは、これらの活躍を伝えられている選手は漏れなくどこかで苦境を乗り越えてきたということです。
例えば羽生結弦でいえばオリンピック直前の練習で出場すら危ぶまれるほどの大けがをしていますし、カーリング女子でいえば数年前には環境的な問題で競技を続けることができなかた選手がいますし、ノルディック複合の渡部暁斗でいえば大会前にろっ骨を骨折していたといいます。
このような苦境に陥るようなことは当然、メダルを獲った選手ばかりでなく、成績が残せなかった選手にもみなあったはずです。
そのようにアスリートは誰しも苦境を乗り越えて戦い続ける姿を見せるからこそ感動を呼ぶのでしょう。
一方でビジネスにおいてはどうでしょうか。
誰しもが苦境と戦っているかというと疑問に思う部分が出てきます。
例えば自分の営業成績が上がらないことを上司のせいにしてみたり、仕事が終わらないことをチームのせいにしてみたり、訴訟に勝てないことをクライアントのせいにしてみたり(?)、うまくいかないことの責任を外部に求めようとすることが非常に多いように思われます。
(訴訟に至る原因というのもこれが根本にあります。)
しかも、少し冷めた目で見てみるとそのような分析が確からしいようにも見えてしまいます。
しかし、それを漫然と「環境のせいだからしかたないよなぁ。」と受け止めてしまっていては何の成長も得られません。
環境が劣悪に過ぎれば、確かに100点の結果は得られないかもしれません。
ただ、漫然とやっていただけでは30点しか取れないところを60点くらいは取れるかもしれません。
そこに立ち向かっていく努力こそが本当の実力になるのではないでしょうか。
実は、今日やったある仕事でかなりの苦境を乗り越えられたように感じたため、多少は自分をほめてみようかと思い書いてみました(笑)。