投稿日:2018年01月26日

【札幌 弁護士コラム】一流が見せる、本質部分以外へのこだわりとは

今年はGourmet Tours 2018と称して月2回ほど一流のものを食べに行くことにしています。

単に旨いもの食べたいというわけではなく(もちろんその意味合いもありますが)、一流の一流たる所以を探り、自らの業務に応用していこうということでやっています。

 

その第2弾として先日はフレンチのAKI NAGAOにお邪魔してきました。

 

<AKI NAGAO>

http://www.aki-nagao.com/

 

こちらのお店は「いつものフレンチ」をコンセプトにしており、店内も落ち着いた雰囲気で取り立てて派手さを表に出していない作りになっています。

一方で料理は新しい食材の組み合わせを取り入れており、魚料理のソースに抹茶を使ったり、デザートに黒コショウを振りかけたりと、意外なよく罪のハーモニーを楽しみました。

 

…とまぁこれだけですと稚拙なグルメレポートになってしまうのですが、本題はここではなく、料理以外の部分へのこだわりもすごいということです。

料理を持ってくるタイミング、食器や酒器へのこだわり、空間と料理の調和など細部にわたって気を遣っているということが見てとれました。

酒器として使っているグラスは見るからに高価なもので、道内では間違いなく一番お金をかけている、ということでした。

そのグラスは破損しないように他のすべての食器を洗い終わった後でまとめて洗っているとこと。

また、ビンテージワインなどの澱を混ぜないようにするために使う、ワイン注ぎマシーン(正式名称わかりません。汗)というのも道内でいくつかしかないそう。

そのようなこだわりが店の格式を支えているものと思いました。

 

このようなことはどのような業種でもあてはまることです。

私のような事務所であれば、電話応対の一つ、来客応対の一つ、相談室の温度設定、事務所内の音楽、清掃の状況、本棚の整理状況、メールでの連絡文、書類のホチキス止め、郵便の宛名の書き方、季節のご挨拶の仕方など、こだわろうと思えばこだわれるところなど山ほどあります。

私の事務所ではこれらのレベル一つ一つを上げることを目指しているのですが、そのような中で「お茶がおいしい!」といわれたことがあり(しかも複数回)、大変励みになったことがありました。

 

本業の中身にこだわるのは当然ですが、このような周辺分野についてもこだわる価値は十分にあるのではないでしょうか。