今日は実家に帰ってきておりました。
昼からは名古屋に移動して1泊です。
さて、前回は目標設定についてお話ししました。
目標設定とはつまるところ、自分の目指したい方向を明確にするものであるということですが、それもこれも思うがままに生きていると結果がうまく出ないということが前提にあります。
様々な欲望に任せて生きていると、金はなくなる、時間はなくなる、気力はなくなる、といったような思わしくない状況が訪れることは必至です。
しかしながら、目標を設定したからといって必ずしも目標に到達できるものでもありません。
目標を達成するための努力とその努力を実行するための仕組み作りが必要となります。
努力というとどうも気持ちの問題だけのようにとらえられがちですが、気持ちのコントロールほど難しいものはありません。
親鸞聖人は、「悪性さらにやめ難し、こころは蛇蝎(だかつ)のごとくなり」と表現したように、人の本性は蛇や蠍ににも似たような悪い性格を持っているものだと表現しています(だから人間はダメだ、といっているわけではありませんが。)。
いずれにしても気持ちをコントロールしようとするだけでは努力は長続きしないため、努力を苦労と考えないようにすることが必要です。
そのためには様々な方法があり、様々な方法を併用することも考えられますが、まず考えられるのは衆人環視の仕組みを作ることです。
これは非常に簡単なことであり、SNSなど人目に触れるところで「〇〇をやります!」と宣言をしてしまうことでことが足ります。
人前で宣言してしまうことで、何となくそのことをやらざるを得ない気持ちになり、やっていないと何となく後ろめたい気持ちになってきます。
このプレッシャーを自発的なものに委ねるのではなく、外部からのものによることが衆人環視のメリットとなります。
このような手法を交えつつうまく筋道を作っていくことが目標達成のための手段と言えるのではないでしょうか。