東京から戻って参りました。
今回は友人の結婚式がメインイベントでしたが、他にとあるプライベートセミナーと船井総研の年末総会もぴったりと予定が合ったため出席してきました。
ピタッと予定が当てはまると心地良いですね。
船井総研の年末総会では、インバウンド企業や外国人労働者の労務管理や許認可手続を行うトライコーグループの代表であるヘンリー・タン氏の講演を聞きました。
(加えてタン氏の推薦者であるSATOグループの佐藤良雄社長にもご挨拶させて頂きました。)
トライコーグループはインバウンド法務では押しも押されもせぬ地位を占めており、現在もさらにそのシェアを拡大させています。
タン氏は顧客ニーズを突き詰めて考えるべきこと、士業の業界においても資本力が物を言う時代になってきていること、従業員の多様性を認めることなどを主張されました。
タン氏の講演は(実はどうやら日本語もかなりできるようですが)英語で話され、同時通訳が行われました。
私は(ご案内のとおり)ほぼ英語ができないため、最初は同時通訳を聞いていました。
しかし、途中で思いなおして同時通訳なしで講演を聞くようにしました。
もちろん英語だけでは全部は理解できませんが、スライドが日本語であったことと、割とわかりやすい英語で話されていたためそのようにしました。
しかし、それ以上に重要であったのは、同時通訳を聞いているだけではタン氏の伝えたいことを十分に感じ取れないと思ったからです。
タン氏は身振り手振りを交えて話していましたし、同時通訳ではかなり意訳している部分があったため、きちんと受け止めるためには生の講演を聞き取る必要があると思いました。
このようなことは英語と日本語の問題だけではなく、日本語の聞き取り方についても同じ問題があると考えられます。
すなわち、人の話を聞くときには意味内容としての話だけではなく、その言い方や言っているときの動作など、非言語的な部分までを感じ取る必要があります。
これがきちんとできているのとできていないのとでは話を受け止める感銘度が異なりますし、受け止めた後になすべき反応が変わってきます。
話を単に聞くに止まらず、その背景までを受け止める気持ちを持つことが円滑なコミュニケーションの根本にあるのではないでしょうか。