投稿日:2017年10月14日

【札幌 弁護士コラム】技術や知識を磨く前にまずやるべき思考体系の修正とは

今日は明日のロータリークラブのイベントに備えて函館に移動です。

3年ぶりくらいですので楽しみです。

 

さて、最近、弁護士業界を激震させているのがアディーレの業務停止問題ですが、あんまり債務整理なんかを一生懸命やっているわけではない私(荒木)のところにもちょっとずつ影響があったりします。

アディーレに一旦依頼したのだけれども、業務停止で案件が進まなくなったので乗り換えたい、といった相談があったのですが、案の定、アディーレは混乱状態であり電話をしてもこれからどういった対応をしてくれるのかわらないとのこと。

支払済みの着手金の話や資料の返還の話などもあり、アディーレが対応してくれなければこちらでも対応ができないのでなかなか困った状況になっています。

 

そのような状況で責任をどう考えるかということなのですが、普通に考えればアディーレが迅速に対応することが大原則であり、責任を取るべき話なのでしょう。

しかし、新たに相談を受けた弁護士としては全てをアディーレの責任にしてしまうのではなく、相談を受けた弁護士側でも責任を取る意識を持つべきなのではないかと思います。

その意識を持つことでただアディーレの対応を待つだけではなく、アディーレとの決着がついた後に迅速に対応できるような準備を進めたり、現状の範囲でできる対応ができたりする余地があるためです。

これを最初からアディーレのみの責任と考えてしまうとその時点で思考停止に陥ってしまい、それ以上のアイデアが出てこなくなってしまいます。

 

このようなことは世の中に五万とある話です。

一般化すれば他人の責任と考えるがゆえに自らの行動がおろそかになり、結果的に成果を出すことができないということです。

これを短い言葉でいえば「他責思考」であるか「自責思考」であるかの違いであるといえます。

 

成果を得たいのであればむやみに知識や技術を追い求めるのではなく、まずはしっかりとした「自責思考」を身に付けるべきなのではないかと考える次第です。

 

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