投稿日:2017年08月27日

【札幌 弁護士コラム】企業経営における「好事魔多し」に対処する秘訣とは

昨日はいきつけの池袋の居酒屋の女将さんのご紹介で、新規顧問契約の締結をしてまいりました。

昨日の夜に東京から名古屋に移動し、今日は実家の三重で法事、そこから札幌に帰ってきました。

最近はだいぶ慣れたとはいえ、やはり長距離移動は体に応えるものです。

 

さて昨日、顧問契約を結んで頂いたお客様ですが、起業してしばらく経つ会社であり、最近になってぐっと業績が伸びてきたので用心のために顧問契約を結んでほしい、とのご依頼を頂きました。

この社長様のお考えは全くその通りと思われるところで、企業経営はまさに「好事魔多し」というのが至言であると思われます。

 

すなわち、企業経営が順調になれば、当然、取引範囲が拡大するのであり、その分何かしらのトラブルの要因となりうる事項も比例して増加するものです。

特に業績がいいと思われ出すと良いもの悪いものを含めて売り込みや勧誘が多くなるものです。

そのような意味で、企業の成長とともに備えるべき事項は多くなってくるのであり、この備えをおろそかにしていると紛争等の問題が生じてきます。

 

一方で業績が良くなってくるということは、企業に余力が生まれてくるのであり、この余力をどう使うかがさらなる成長のカギとなります。

すなわち、金銭を使うとすれば、投資、消費、浪費に分けることができますが、浪費は論外であるとしても、将来につながることのない消費に使ってしまうと、成長力にレバレッジがかからないことになります。

その意味で投資に金銭を投入することは必ず必要であり、余力があるときにこそ、顧問を付けて内部管理体制を強化することが望ましいのではないでしょうか。

 

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