投稿日:2017年08月25日

【札幌 弁護士コラム】現代ビジネスにおける成功のカギとは

一昨日から品川で船井総研のセミナーに出ています。

今日で3日目になりますが、連日、脳汁ドバドバ状態で(笑)多くの気づきを得ています。

 

さて、そのような中で、いくつもの経営の成功事例を見させてもらいました。

業種の違いというのもありますが、「よくこんなことを思いつくもんだなー。」と思ったり、「よくここまで徹底してやれたもんだなー。」と思うようなことが多々ありました。

そこには「初志貫徹」、「凡事徹底」、「PDCA」、「顧客最優先」等、経営改善において必要なエッセンスが当てはまることが再認識できました。

 

新しいビジネスで成功した事例における共通項として発見したのは、「サービスの特色がわかりやすく見える化されている」ということです。

特に重要なのは、ビジネスの用語で語るのではなく、お客様目線での言葉で専門的な内容を伝えているということです。

 

例えば、お話を聞いた中でソニックガーデンという会社の社長さんのお話がありました。

この会社はシステム開発をやっているのですが、「納品のないシステム開発」を売りにしています。

それというのも、従来のシステム開発であればまず「要件定義」というものを決定して、それに見合ったものをシステム会社内で開発し、それを顧客に納めることで業務が完了するものとされていました。

しかしそうすることで、納品後の運用で問題点が見つかっても、システム会社に対して修正を求めることができない、というデメリットがありました。

この「納品のないシステム開発」というものを上記の共通項から見るとすれば、「要件定義」という素人からはわからないものをビジネスから取り払い、仕事を顧客目線で分かりやすく表現し直したということができるでしょう。

 

弁護士業務をやっている中でもこれは非常に強く感じていることです。

より「わかりやすく」、「見える化」した法務サービスをご提供できるよう努力を重ねたいと考える所存です。