投稿日:2017年06月23日

【札幌 弁護士コラム】できない理由を考えるのか、できる方法を考えるのか

昨日は福島正伸先生の連続セミナー(というかゼミ)に行ってきました。
昨日もいいお話を聞くことができました。
http://genuinevalue-c.com/semi/ultimate_leader/
このゼミなのですが、参加者としては個人事業又は小規模事業をやっておられる方が多く、かつその中でも女性が多くいらっしゃいます。
このゼミの参加費は上記のHPにもあるようにウン十万円と、決して安くはありません。
そんなわけで皆さん結構な負担をかけて参加しているわけです。
一方で大きい企業の代表者のような方はあまり多くいらっしゃいません。
福島先生はプロフィールにもあるように大企業の顧問や社内研修も多く行われており、決して中小企業のレベルだけでのお話をされるような方ではありません。
それにもかかわらず札幌の大企業はなぜこのようなゼミなどに関心を持たないのか疑問を感じる部分があります。
もちろん、誰かに強制されて参加する性質のものではありませんが、もう少し多くの大企業経営者が参加してもいいような気がします。
このことの前提としてやるかやらないかの自由が与えている場合、どのように考えるか、考え方の問題があるように思います。
1つはやらない又はできない理由を考えるという考え方、もう1つはできる方法を考えるという考え方です。
このゼミでいえば、参加しない理由というのはいくらでも見つけられます。
参加費が高い、時間が取れない、他にもいいセミナーがあるかもしれない、福島先生の本を読んでおけば十分、他にどんな人が来るかわからない、等です。
しかし、これらは一時的な問題提起であり、解決しようとする発想がないためここで止まっているに過ぎません。
弁証法でいえば単なるテーゼに過ぎないものです。
これに対してできる方法を考えるというのはそれぞれの問題に対して解決を図るということです。
上記についていえば、遊びに行くのを我慢して参加費を捻出しよう、業務効率化を図って早く仕事を切り上げよう、他にいいセミナーがあったらそちらも行くという前提でとりあえず行ってみよう、本よりも得られるものではないか、他にも素晴らしい人が来るかもしれない、等です。
このようにアンチテーゼとでもいうべき考え方を持つ態度があると違った結論がありうるはずです。
大企業の経営者がこのゼミに参加しなければならないというわけではないのですが、やらない又はできない理由ばかりを考え、できる方法を考えない思考回路を持っているとすれば由々しき状況ではないかと考えた次第です。