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(本記事は平成29年5月11日分の未投稿記事です。)
世にある広告宣伝の目的は、会社や商品の知名度を上げることにあります。
知名度が上がっていくと、知名度だけで商品が売れていくことがあります。
これがネームバリューです。
しかし、ネームバリューだけで商品が売れるようになったとき、それに慢心してしまうと商品性で競争ができなくなり、ネームバリューでしか商売ができなくなってしまう事態が起こり得ます。
こうなってしまうと、その会社の商品性は陳腐化の一途をたどることになります。
一方、慢心することなくネームバリューをうまく利用し続けると、他者を圧倒するモノポリー状態を築くことができます。
そのために一番に必要な心がけとは、「ネームバリューに頼るのではなく、ネームバリューを利用して商品性を高める」ということにあるのではないかと思います。
すなわちネームバリューだけで売れるものであっても、なぜ売れるかの分析を怠らず、売れたものに対する意見やクレームを集約してよりよいものを作る、という心構えが必要です。
そのような心がけがあるとすれば、販売数は他者に勝る以上、ノウハウの蓄積スピードも当然に他者に勝ることになるのであり、「高速での商品改善サイクル」が完成することになります。
それが実現するのであれば他者の追随を許さない体制を構築することが可能になります。
いずれにしても、いくら名前が売れたとしても、ネームバリューだけで売ることは厳に慎むべきではないでしょうか。