投稿日:2017年05月06日

【札幌 弁護士コラム】これを間違えると致命傷に?学びの順序とは

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(本記事は平成29年5月5日分の未投稿記事です。)

 

GW真っ只中ですが、こんなときこそまとまった時間が取れるので学びについて考えたりもしています。

何を学ぶか、ということについては人それぞれの置かれている立場や目標によって変わるものですが、その中にも大原則というものがあります。

 

それは「根本的な原理をまず学ぶ」ということ。

 

これを言い換えるとすれば、「OSレベル」「憲法レベル」「基礎体力レベル」「ピラミッドの最下段レベル」のようなものを学ぶべきであるということです。

このレベルの学びがなければその上のレベルをことを学んだとしても、どこかしら「上滑りした」「深みのない」「応用の利かない」アウトプットしかできないことになります。

 

例えば、弁護士の話でいえばいくら最新の判例を勉強していても、法律の改正情報を掴んでいても、「仕事とは何か」「公平とは何か」「顧客満足とは何か」といったようなことに思いを致していないのであればいい仕事などできるはずもありません。

 

このようなことはスポーツの世界で言えばごく当たり前のことです。

野球でいえば一定以上の筋力がなければ速い球も投げられないし、強いスイングもできませんし、サッカーでいえば90分間走れなければレギュラー候補に挙がることもありません。

一定の基礎能力があったうえで技術を身に付けていくことは当然のことです。

 

これが知的プロフェッショナルの世界になるとどうも間違った捉えられ方をする傾向があります。

根本的な原理を理解していなくとも「〇〇の技術を身に付ければ売れる」とか、「××の方法論を実践すれば目標が実現できる」とか、「△△氏の真似をすれば成功できる」とかそういった安易な方向に流れてしまう傾向があります。

 

真に学びを深めたいのであれば、常に根本的な原理に思いを致すことが必要なのではないでしょうか。