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(本記事は平成29年4月25日分の未投稿記事です。)
人は自分が自覚している以上に条件反射で行動する生き物です。
考えてみると人は朝起きてから夜寝るまで、無数の意思決定をしています。
朝起きてからすぐ行動するのか、二度寝するのか、先に顔を洗うのか、先に朝ご飯を食べるのか、傘を持って出かけるのか、傘を持たないで出かけるのか…。
これらの意思決定が行動につながり、その行動が人生における結果をもたらしていきます。
ここで問題なのは意思決定の基準を明確に定めないで、「何となく」意思決定を行っているということが非常に多いということです。
「何となく」ということについては「〇〇という条件があれば、××する」という暗黙の条件反射が働いている場合があります。
この条件反射の中には生存本能から出てくる、命を守るために必要なものもあります。
例えば、何かが飛んで来たら無意識に避けようとすることや、色や味で食べられるものかどうかを判断しようとするようなことです。
一方で、後天的に得た条件反射の中には、実は社会において損をするようなものも多く存在します。
例えば、人に何かをやられたらやり返すことや、短期的にでも金銭が減ることに関して反対することや、空き時間ができたらそれを余暇とみなそうとすることなどです。
これらは一歩引いて、理知的に考えたとすると誤った行動ではないか、と疑問を持つこともあります。
それが無意識に意思決定がなされており、それに歯止めをかけるようなシステムが回っているとするならば同じ過ちを繰り返すことになります。
そのような条件反射による過ちを起こさないためには、常に「動く前に心の置き方を決める」というプロセスを経るよう心掛けることが重要と考えられます。
もちろん、全ての日常の行動について立ち止まって考えるわけにはいきませんが、外部からの強い刺激、つまり他人から批判を受けた場合や、自分の環境が大きく変わる場合や、何か不快な出来事があったような場合等、「!」や「?」が生じたような場面では一度立ち止まって考えることが望ましい場面があります。
このような場面で「パブロフの犬」的にこれまでどおりの条件反射で行動することを避けるだけで、人生における結果は大きく変わるかもしれません。