投稿日:2017年04月18日

【札幌 弁護士コラム】今更ですが、自己紹介をします。

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5月23日(火)契約書セミナーを開催します!
「弁護士が企業経営の発展と契約書の関係について考えてみた」
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先日、あるセミナーで自己紹介文を提出したところ、意外なくらいの反応を頂きましたので、こちらでもそれを掲載させて頂きます。今更感が半端ないですが(汗)。

 

(以下、本文)

私は、昭和57年に三重県で生まれ、その後東京の大学、大学院を卒業後、司法試験に合格して札幌で司法修習を行い、弁護士資格を取得しました。弁護士になってから3年弱は東京の大手法律事務所に勤務して主に上場会社の契約書作成等に従事しました。その後、転職で札幌の法律事務所に再就職した後、平成24年にアンサーズ法律事務所という法律事務所を設立して現在に至ります。また、同じ年に「家族信託」という新しい手法による資産承継・相続対策を広めるため、公認会計士で税理士の者と司法書士の者と共同で株式会社つなぐ相続アドバイザーズという会社を設立しました。

 

アンサーズ法律事務所の理念は「北海道経済に貢献する」ことであり、従来の弁護士像である「紛争処理の専門家」を超えて紛争予防をするために、企業を中心に予防法務としてどのようなことが必要かをアドバイスさせて頂いています。具体的には、企業であれば契約書や社内文書の作成やチェック、企業を伸ばすためのコンプライアンス、M&A、ファイナンス等のアドバイスをご提案させて頂いています。紛争関係のご相談を頂く場合であっても、単に発生した紛争処理についての解決を図るだけでなく、なぜ紛争が発生したのかの原因究明、紛争解決後の見通し、同一の紛争を発生させないために必要な対応、等のアドバイスをさせて頂き、法務の充実によりその後のメリットの発生を実現させることを意識して業務を行っております。

 

また、株式会社つなぐ相続アドバイザーズでは、家族信託を使った資産承継・相続対策を中心に、いかなる対策がお客様にとって最適化を分析してご提案させて頂いております。当社を設立した当初、家族信託の認知度は低く、実際のご依頼が多い状況ではありませんでしたが、約3年にわたる草の根活動を続けた結果、今では新聞報道でも取り上げられるようになり、不動産会社、保険会社、障害者福祉団体、高齢者施設運営会社、士業を含む各種業界団体からのセミナー依頼も陸続と頂くようになりました。それに伴って実際のご依頼も急増している状況に至っています。この家族信託の手法は、従来のものとは大きく発想が異なり、「資産承継や相続において問題を起こさないために、事前に何ができるか。」という観点から考えるものです。この点において個人の資産に関する予防法務としての側面があり、アンサーズ法律事務所における基本方針と共通するものがあります。

 

このように私が予防法務にこだわるのは、「紛争は発生した段階でゼロサムゲームになり、必ず経済的な損失が発生するため、予防することが最重要である。」と考えているからです。多くの弁護士は、高額の紛争案件を受けることを重視し、紛争の対象となっている金額に比例した報酬を得ることを目的としています。しかし、紛争になったことにより双方に弁護士費用が発生するにもかかわらず、双方の利益の和が増加することはなく、社会経済的にみると結局は弁護士費用はコストとしてしか扱われません。これに対し、私は弁護士として報酬を頂いたとすれば、その見返りとして企業又は個人の依頼者の方に報酬以上の価値をご提供できるようにしたいと考えています。

 

このようなことは既存の弁護士に対するイメージを打ち破ることですので、容易なことではないと考えています。そのため、そのような弁護士の使い方をして頂ける仕組みづくりとともに、弁護士である以前に人としての基礎的な能力や考え方を磨こうと自己研鑽に励んでいます。そのような意味で「新しいタイプの弁護士」として皆様にご認識を頂くための活動を続けております。