(本記事は平成29年4月11日分の未投稿記事です。)
私(荒木)は職業柄(?)、多くの方とお会いしますが、概して意思決定、すなわち決断の早い方のほうが成果を得られているように思います。
その理由として大きく3つあるように思います。
1つ目は、記憶が劣化していかないということです。
すなわち、意思決定を先送りして、後で決めようと思っていると一旦得た情報をもう一度見返さなければならない事態が起こり、余計なコストがかかるというわけです。
例えば、新しいインターネットサービスを見つけたとき、すぐに申し込んでおかなければ、後で申し込むときにもう一度、1から契約条件を見直さなければならないということになり二度手間になるようなことです。
成果を残す人はこのようなコストを避けているといえます。
2つ目は、やる気が維持されるということです。
人はやろうと思ったときに実行しなければ、すぐにやる気をなくしてしまいます。
例えば、毎年、夏休みの宿題を7月中に終わらせようと思っていても、夏休みに入ってすぐに着手しなかったがために、結局最終日まで残ってしまったような経験はないでしょうか。
「やる気の半減期は1日」といった言葉は言い得て妙、といえます。
成果を残す人はやる気のコントロールがうまくできているということでしょう。
3つ目は、意思決定のリズムを作ることで調子が出てくるということです。
1つの意思決定のスピードを上げるということは、他の意思決定のスピードを上げるということにもつながります。
例えば、レストランに行ってなかなかメニューを決められない人は、業務上の意思決定もなかなかできないものですが、逆にレストランのメニューを早く決める訓練をすることで業務上の意思決定も早まるというようなことです。
人は何かしらのリズムを持って生活しているため、一部のリズムが乱れるとその乱れが他のことにも影響します。
成果を残す人はこのリズムを大切にしているといえます。
そんなわけで意思決定のスピードというものは人生や経営において非常に重要だと思った次第です。