(本記事は平成29年2月18日分の未投稿記事です。)
最近は経営やビジネスについて話を聞いたり、本を読んだりする機会を意図的に増やしています。
そのような中でよく感じるのが人の「格」というものです。
私(荒木)のような若輩者が語るのもおこがましい話だとは承知していますが、非常に重要なテーマであると考えています。
経営に関する問題というのは多岐にわたり、すべてを解決することなどは到底できるものではありません。
例えば、資金繰り、売上げ対策、残業問題、解雇問題、契約トラブル、税金対策、消費者問題などと数え切れるものではありません。
そのように経営者はあらゆるトラブルに向き合わなければなりません。
ここでよくやられているのが資金繰りなら資金繰りのコツを教えるセミナー、売上げ対策であればチラシの作り方講座、残業問題であれば労働時間とはどうゆうものかを勉強する勉強会など、それぞれにおける手法を学んで対応するというやり方です。
医学に例えるのであれば悪いところを切り取ったり、悪くなった直接の原因を改善する薬を飲んだりする西洋医学的な解決であるといえます。
一方でいわれているのが、具体的にどうするというものではなく、経営者が自分の格を上げることによって問題を解決しようとする方法です。
これはいわば東洋医学的な発想であるといえます。
しかし、このような考え方に立つとものすごく学びを深めようという傾向が強まり、部下からも慕われるようになるため、自然と問題解決がしやすくなってきます。
そして誰からもその格を認められるような人であれば、鶴の一声で物事を決められるようになってきます。
このように格を上げる努力をするということがビジネスにおける成長の一番の近道かもしれません。