(本記事は平成29年2月15日分の未投稿記事です。)
人はそれぞれに問題意識を抱え、どこか現状に不満を抱えているものです。
例えば経済的にもっと余裕が欲しいとか、健康状態をもっと良くしたいとか、身近な人との関係を改善したいとか、様々な願望を持っているものです。
しかし、実際にその願望に向かってどれほど行動をしているのかというと、多くの人は願望を持ちつつも実際に行動していません。
行動に移せない、又は行動を続けられない理由はいくつかありますが、その中でも日々のルーティーンに追われているという問題があります。
よく言われるのが仕事が忙しいために本を読む時間がない、といった類のことです。
このルーティーンを変えるための手段としてもいくつかありますが、まずは日々の「巡航速度」を上げるという取り組みをしてはどうでしょうか。
巡航速度とは、航空機や船舶、車両などの速度で、燃料の消費効率が最も良い状態で移動(巡航)できる値をいいます。
巡航速度を上げることを人の生活に置き換えるとすれば、日々の生活の速度を少しずつ上げて行くということになります。
例えばそれまでよりも1時間早く起きる、起きてから出かけるまでの時間を15分短くする、毎日こなす作業の数を10%上げてみる、会社から帰る時間を30分早めるなど、さまざまな場面で速度を上げることが考えられます。
ここで「そうは言っても簡単には早くできないよ。」と思われるかもしれません。
確かに作業を早くしようと思うだけではなかなかうまくできません。
しかし、「○○までに××をする。」という締切を設けることで何か工夫しようとする意識が芽生えるはずです。
そうすることによってできた時間をさらに次の行動に対して投資することによって、願望に向けた行動が生まれ、成長が生まれてきます。
7つの習慣でいうところの「第二領域」への投資です。
これを間違っても浮いた時間を休養や娯楽に使っていてはいけません。
投資、拡大再投資、拡大再々投資、拡大再々々投資…、というサイクルを作ることによって日々の巡航速度が上がってくることを実感できるでしょう。
そうすれば願望が実現できる可能性は大きく高まることでしょう。