今日は東京2日目です。
ロースクールの同期が突如独立したというのでご挨拶に伺った後、大学の同期会、荒木会in東京という充実のスケジュールです。
アンサーズ法律事務所東京支店出店に向けての足場づくりになればと思っています(法人化すると事務所名は変えなければなりませんが。)。
さて、私(荒木)がお付き合いさせて頂いている企業様の多くは中小企業なのですが、ややもすると「中小企業の罠」に絡めとられてしまっているのではないか、と思われることがままあります。
それは「どうせ中小企業だから」という諦観にもにた発想に基づくものです。
1つのたとえとして30cmの幅の道をダッシュで走り抜けられるか、という話があります。
普通の道に30cm幅の線を引いて、その間を走ってみろ、と言われたらたいていの人は普通に走り抜けることができます。
ところが幅30cmの断崖絶壁を走ってみろ、と言われたら多くの人が怖気づいてしまい、走ることができなくなってしまいます。
中小企業の罠というのもこれに似ている部分があります。
中小企業が一流の技術力や販売力を持っていたとしても、「失敗したらどうしよう。」とか「うまく行かなかったら資金ショートしてしまう。」とか、必要以上にリスクを感じてしまうことからチャレンジをせず、結果として大手企業にそのパイを取られてしまうということが往々にしてあります。
これに対処するにはいくつかの方法があります。
例えば、テストマーケティング、補助金の活用、社内ベンチャー等、リスクを抑える方法を用いることで中小企業でも新しい分野に飛び込んでいくことはできます。
まずはリスクを取らないことがリスクになりうることがある、ということを認識して断崖絶壁でも駆け抜けられる覚悟を持つことが必要ではないでしょうか。