投稿日:2017年01月15日

【札幌 弁護士コラム】契約書を使いこなすのは結構大変なこと

今日は朝から読書、午後から仕事をして夜はジムとバランスの取れた時間の使い方をできました。

明日からは挨拶回りの残りとともに案件処理が増えてきていますので、これから忙しくなってきそうです。

 

さて、私(荒木)は「契約書、契約書」と口を酸っぱくして言い続けていることが功を奏してか、契約書作成のご依頼、契約書レビューのご依頼、契約書締結手続・契約書保管のご依頼(←自分で言うのも何ですが、これ相当便利だと思いますよ!)等のご依頼が急増しています。

 

そういった方々(企業様)は共通して、契約書にどう向き合ってよいのかがわからない、という悩みをお持ちでいらっしゃいます。

このことは全く恥ずかしいことではありません。

というのも日本の教育では高校まで「契約」という概念についてきちんと教えられてこなかったからです。

これだけ身近にたくさんあって、人を一喜一憂させる契約であるにもかかわらず、学校で教えていないというのはどうかと思いますが、契約書の位置づけや注意点を簡単に抑えておくことだけで、とりあえずはおかしな契約をしないようにはなるでしょう。

 

契約書はあくまでも「契約当事者間の合意内容を表した文書」といものでしかなく、必要以上に「契約書は怖い」とか「契約書にすると不利益になる」とか「契約書の表示と実際は変えるべきだ」と考える必要はありません。

ですので、合意をしていない内容が契約書に書かれていたり、契約に不可欠な内容(対象物、業務内容、金額、支払期限等)が脱落しているようであれば修正を行う必要があります。

 

また、契約書は結んで終わりではなく、結んだときから本当のコトが起こり始めるのです。

この点、社長様などで相手方とどのような内容の契約を結んでいたのかわからない、と仰る方もいらっしゃいますが、ぜひ「契約書の内容は理解しておかなければならない。」というように意識変更をしてほしいと思います。

さらに契約書の中には有効期限が定められていたり、契約書中に記載されている条件が将来的に変更されたりするようなケースもありますので、定期検診のように何度も見返す習慣を身に付けるべきでしょう。

 

そうはいってもなかなか内容までをマスターし、修正を加えられるようになるには相当な労力が要りますので要所では専門家をうまく活用することが望ましいでしょう。

 

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