投稿日:2016年12月23日

【札幌 弁護士コラム】抽象的な言語:格言、標語、座右の銘を持つことの大切さ

今日はある程度、仕事が落ち着いたということもあって、1日中やろうと思って手を付けられていなかったことに着手しました。

7つの習慣でいえば第二領域の事柄を実践できたということで満足の一日でした。

 

さて、このブログでも何度か書いてきたことですが、成功を求める人にとって、抽象的な思考を持つということは非常に重要なことです。

一言で「抽象的」といっても厳密に定義できるものではないですが、少なくとも「まだ見ぬ人に対して一定の事象が影響を及ぼすかどうかを判断できる」というレベルにまで抽象的な思考ができることが必要と思われます。

 

抽象的な思考ができるということは、ビジネスにおいて様々な有効性を持ちます。

まず、一定の事象が一般に有効なものかどうかを判断することができるようになります。

次に、抽象的な概念を従業員らの第三者に対して伝えることで、経済活動領域を広げることができます。

さらに、抽象的な思考を持っていることで環境の変化に対して臨機応変に対応できる可能性が発生します。

 

しかしながら、「抽象的な思考」と「感覚」というものは区別がつきにくいものであり、しばしば混同して考えられるものです。

「抽象的な思考」と「感覚」の大きな違いは、根拠があるか否かの違いです。

「抽象的な思考」とはある程度、帰納法等によって論理的又は統計的に根拠づけられるものであるのに対し、「感覚」というのは自らの体験のみに依拠したものであるということです。

 

もう一つ混同しやすいのが「抽象的な思考」と「感覚」との表現方法の違いです。

確かに出自が異なる概念であったとしても、いざ言語として明確にならないのであれば区別は容易ではありません。

しかし、体験に基づく「感覚」は言語では表現できない場合があるのに対し、「抽象的な思考」ではその発生の経緯から必ず何らかの言語として表現が可能であるものです。

 

但し、「抽象的な思考」を正確に言語として表現することは容易なことではありません。

そのため、その概要を伝達する意味での格言、標語や座右の銘などが重要になってくるのです。

これらの言語は「抽象的な言語」を要約し、その背景にある膨大な言語の束のエッセンスを抽出したものに他なりません。

格言、標語や座右の銘それ自体では「ふーん」といって見過ごしてしまいそうなものですが、「抽象的な思考」の方向から見つめなおすと含蓄が深いものも多いことに気づかされます。

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