投稿日:2016年11月21日

【札幌 弁護士コラム】立場を変えることは世界を広げる

今日は出張してある裁判所に来ました。

訴訟が進行中なのであまり詳しくは言えませんが、ある事件の証人として出頭しました。

 

普段は当事者席についてあれやこれやと証人や当事者本人に質問(場合によっては詰問)している私(荒木)ですが、このように証人として呼ばれるのは初めてのこと。

宣誓書や証人カードに記入したりするような手続の流れは分かっていますので一般の方より戸惑うことはありませんが、それでも独特の雰囲気にかなり緊張しました。

 

例えば、承認は証言台のところに座って左右からなされる代理人弁護士からの質問に対し、正面にいる裁判官のほうを向いて答えるのですが、日常的にはこのようなことはまずないためやってみると非常に違和感を感じました。

また、事前に打合せをやっているとはいえ、代理人弁護士からの質問1つに対し、1つの答えをするため、なかなか質問の意図がわからないものも多く、答え方が難しいと感じることもありました。

普段は当事者本人や証人の方にスムーズに進めて頂けるように極力配慮しているつもりでしたが、いざ自分が証人になってみると証人の立場の難しさに気づかされました。

 

これはあくまで一例ですが、自分が売っている商品やサービスというのは顧客にとっては違和感のあるものであることが多くあります。

しかし自分がその業界に浸かっている以上、そのような違和感にはなかなか気付くことはできないものです。

立場が変わることによって初めて気付く違和感にはビジネスを改良、発展させるためのヒントが多く含まれているように思います。

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