昨日は顧問先の社長さんと食事をさせて頂きました。
まぁこの方は凄い方で、まさに「天才」と呼ぶにふさわしい能力と感性をお持ちです。
毎度お会いさせて頂く度に大きな刺激を頂いています。
さて、企業経営にせよ個人的なものにせよ、問題解決能力というのはよりよい経営環境や人生を切り開くために必須のものです。
この問題解決能力というのは安易に考えられることもありますが、かなり人間としての総合力にかかわるものではないかと考えています。
例えば、「難しいことは専門家に任せてしまえばいいじゃないか。」と仰る方がいます。
しかし、専門家に任せるだけでどの程度、確実に思い通りの解決が可能になるでしょうか。
まず、専門家といっても複数いるわけなので、その中からどのような要素で、どのような経路で選ぶか問題となります。
次に、専門家に相談するにあたってどのような質問をするか、資料を用意するか、アポをどのようにとるか問題になります。
さらに、専門家に依頼するにあたって着手金をどうするか、成功報酬をどうするか、契約解除の条件はどうするか問題になります。
加えて、その専門家が出した結論や結果をどのように評価するかが問題となります。
このように専門家に任せる、といっただけでも付随する問題は山のように出てくるわけです。
すなわち、専門家に任せるような問題であってもまずは自分自身の問題として受け止める必要があり、問題の背景事情の分析や、ある程度の専門知識の習得、専門家の相場や常識などは予め自分で調べて置かなければ専門家を満足に使うことすらできません。
私(荒木)は、人と会う前にはその人がどのような人かを可能な範囲で調べますし、初めての業界の方からご相談を頂く場合にはその業界がどのような業界かを調べておきますし、自分の問題を専門家に相談する場合にはまずは自分なりの意見を持っていくことにしています。
そのようなことで人と会うことの効果を高めることが可能になります。
専門家に依頼する場合に限らず、問題を解決するためには様々な要素が必要となります。
仮に「円安になるとなぜトヨタの営業利益が上がるのかを説明しなさい。」という問題があるとすれば、様々な知識や能力が必要となります。
思いつく限りで挙げるとすれば、問題の意味を理解するための読解力、円安の意味を理解するための経済学の知識、変動相場制が導入された歴史の知識、トヨタという会社を理解するための社会的知識、営業利益の意味がわかるための会計の知識、説明するための語彙力及び文章能力、誰かに相談するための人脈、相談を受けてもらえるようにするための人柄など、多種多様な知識や能力があります。
問題を1つ解決するだけでもこのように様々な観点を孕むことが往々にしてあるため、問題解決能力を高めることは人間としての総合力を高めることとほぼ同じなのではないでしょうか。
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