個人的なことにせよ、企業経営にしてもトラブルというものは避けては通れないものです。
そのような場合にどう対応するかによって、結果は大きく変わるものです。
まずは、事実としての捉え方。
トラブルが起こったという認識、トラブルが解決していないという認識のままでいると、その事実は失敗であったということになります。
失敗したという事実はその後の生活や事業活動の中でマイナスの要素にしかなりません。
そこで、事実を総括し直し、失敗という言葉をまず消すことが大切です。
その上で、望ましくない事実であったとすれば、「二度あることを三度起こさない」という意識を持つことが必要です。
原因究明、結果発生防止策を執ることが望ましくない結果をさける手段となりますが、そのコツとしては、あくまでも改善のための措置として行うことであり、失敗したから改めるという発想にならないことです。
同じ改善を加えることであっても、失点を取り戻すという考え方と得点を重ねるという考え方では実行する者にとっては大きく意味合いが異なります。
さらに、事実自体を振り返って、前向きな意味付けを与えることが必要です。
すなわち、単に損をしたとか、まずいことになったとか、そのようなネガティブな意味づけをしただけでは、未来に向かって何の意味も持たず、むしろ有害なだけです。
しかし、あのときの教訓が今生きているんだ、という前向きな意味付けを与えれば、望ましくなかった事実も未来に向かって活かせることになります。
そのような思考回路、ルーティーンを持つことによって改善の機会が多くなり、個人なり企業なりの成長の要素が増えるのではないでしょうか。
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