投稿日:2016年04月21日

【札幌 弁護士コラム】「経営のクセがすごいんじゃ!」

皆様、千鳥という芸人をご存知でしょうか。

ボケの大悟とツッコミのノブが掛け合いをやるという漫才のコンビです。

 

千鳥のプロフィール

http://search.yoshimoto.co.jp/talent_prf/?id=098

 

その千鳥のネタの中に「クセがすごい」シリーズがあります。

例えば、歌が下手だと言って相談しにきた大悟に歌わせてみたところ、歌の上手い下手以前にクセが凄すぎてノブが手を焼くネタや大悟が寿司屋の大将になっているものの、喋り方や出す食べ物にクセが有りすぎてノブが困るといったネタです。

(文字で書くと全く面白さが伝わらないですね(汗)。まぁ気になる方はどこかで観て下さい。)

 

大悟がやっているのはボケであって、クセが強い人を演じているに過ぎないのですが、実際に普通に生きていてもクセの強い人には出会うものです。

とりわけ社会的地位の高い人のクセというものは目立つものです(社会的地位の高い人の中にクセの強い人が多いだけかもしれませんが。)。

クセといってもいいクセもあるので、それ自体を否定するわけではありませんが、すごいクセを持っているとそれなりに社会生活において外部にも影響が出てくるものです。

 

経営者であれば経営のクセは業績や従業員の生活などに大きく響き、場合によっては紛争の火種になってしまうこともあります。

例えば、経営者の口から「ウチの会社は…というやり方をやってるんだよ。」とか「今まで…というのは見たことがない。」とかいう言葉が出てくるのは、自分の経験がクセを作ってしまっていることを物語るもので、クセが外部に影響をもたらしている危険信号かもしれません。

 

起業するにあたってはクセを強みとして営業力を発揮する場合もありますが、クセだけでいつまでも順調な経営をやっていけるほど易しい世の中ではありません。

ある程度成熟した企業の経営者は、やはり営業、会計、法務、人事など経営に必要な知識を勉強しているのであり、その意味で経営のレベルが上がるとともにクセは段々なくなってくるものです。

立派な経営者の言っていることが似通っていたり、共通する理念に基づいて行動していたりするのは、経営に関する勉強を深めている(極めている)ことの証であるといえます。

 

私も「経営のクセがすごいんじゃ!」とツッコミを入れられるくらいもっと経営にコミットし、法務のクセを直せる弁護士になりたいと考えている今日このごろです。

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