昨日の午後、珍しく私(荒木)が1人で事務所で仕事をしていたら、突然、土屋ホールディングスの土屋公三会長(!)からお電話を頂きました。
昨年、土屋会長が主宰する人間社長塾に通わせて頂き、2月にはグループ会社の土屋ホーム様主催のセミナーでお話させて頂き、土屋会長にもご聴講頂きましたが(詳細はコチラ)、ふらっとお電話を頂いたのにはさすがに驚きました。
何か怒られるんじゃないかと思いましたが(笑)、ご用件は土屋会長が主宰されている某会への入会のご案内でした。
直接のお電話まで頂いてお断りできるはずもないので(笑)、快く入会させて頂く予定です。
さて、話はガラッと変わりますが「泡沫(うたかた)の夢」という言葉があります。
私はこの言葉が何となく好きだったのですが、調べてみると語源は中国唐代の小説「枕中記(ちんちゅうき)」に出てくる物話だったようです。
この物語は、盧生というみすぼらしい男が茶屋に入り、そこで出会った呂翁という道士と出会って枕を授けられたが、盧生は道士に自分の貧しさの愚痴をこぼしながら、眠くなってその枕でうたた寝をしてしまうという話です。数ヵ月後、盧生は名門の娘と結婚し、その後は立身出世し、栄耀栄華を極め、長い人生を送り、病床についた盧生があくびをしながら目を覚ますと、そこは元通りの茶店だった、という人生の儚さを語ったものといわれています。
ここで語られているのはかなり壮大な話ではありますが、誰しも日常生活で大なり小なり夢を見て、それが結局叶わなかったということがあると思います。
場合によっては全く不可能な夢ではなかったのに、運が向かなかった、タイミングが悪かった、場所的・時間的・金銭的な制約があった、頼める人が居なかった、体調が悪かった、などといった理由でチャンスを逃していたということも往々にしてあると思います。
私もそんなことはしょっちゅうありますし、最近も「あぁ、あの時ああしておけばよかったなぁ…。」と悶絶したことがありました(笑)。
しかし、チャンスを逃したことは全く無駄になるわけではなく、チャンスを逃した事実自体を次につなげ、次に来るべきチャンスをつかむことの材料にすることは可能です。
すわなちチャンスを逃したことに対し後悔、悔悟、自己非難をするだけではチャンスを逃したチャンス(?)を無駄にしていることになってしまいます。
チャンスを逃した事実はそれだけでは使いようがありませんが、その事実に杭を打っておき(記憶にとどめておき)、事後的に他の事実と結び付けることで有用性を帯びることがあります。
これは大平原に杭を1本立てた程度では大した役には立たないが、何本も何十本も何百本も立てて行くことで次第に杭と杭との位置的な関係ができていき、道しるべになっていくことに例えられます。
同様にチャンスを逃した事実1つだけでは大した役には立ちませんが、いくつものチャンスを逃した事実を集め、再編集、再解釈、再構成することでそれぞれの事実に関係性を持たせることで、人生における道しるべになっていくのではないでしょうか。
今日は珍しく抽象的なお話をしてみました。
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