投稿日:2016年04月05日

【札幌 弁護士コラム】家族信託案件のウニウニ感とボコンボコン感

家族信託業務を始めてはや2年、株式会社つなぐ相続アドバイザーズを設立してはや1年半が経過しましたが、ようやく家族信託が日の目を見る予兆が出てきました(これまでも案件がないわけではありませんでしたが。念のため。)。

 

今年に入ってからは各方面でセミナーやレクチャーのご依頼を頂くようになりました。

簡単に挙げると以下のような状況です(株式会社つなぐ相続アドバイザーズとしての活動を含みます。)。

 

・土屋ホーム様主催セミナーでの講演(約100名のアパートオーナー様向け)

・常口アトム様の機関誌(常口アトム新聞)への寄稿

・金融機関H様での社内勉強会(約80名の部店長クラスの方向け)

・ハウスメーカーT様の顧客向けセミナーでの講演(約80名のアパートオーナー様向け)(予定)

・帯広での某業界団体でのセミナー(事業承継)での講演(予定)

・旭川での某業界団体主催セミナーでの講演(予定)

・自主開催セミナー(約30名の参加者で満員御礼、個別相談会も満員御礼)

 

これと並行していくつか業務提携のお話も頂くようになってきました。

 

これまでの約2年間、試行錯誤の連続でなかなか芽が出ない状況が続いていました。

しかし、最近、企業の成長曲線について学び、これもしかるべきことかと思えるようになりました。

すなわち、企業の成長は、努力に比例して起こるものではなく、努力によって蓄積されてきたものがある一時点で突如開花するというものです。

図で書くと以下のような感じです。

uniuniしかし、当事者としては「これだけやったら成果も出るだろう。」と思っているわけで、なかなか期待と実際の成果が合致せず、煩悶してしまいます。

このように努力はしているけれども成果が伴っていない時期を専門用語(?)で「ウニウニ」状態といいます(一部の人の間だけでですが(笑)。)。

そして「ウニウニ」することによって溜まったエネルギーが、あるとき「プツプツ」というお湯の沸き始めのような成果の予兆になり、いつしか「ボコンボコン」という沸騰状態に至るのです。

しかし、「ボコンボコン」という沸騰状態が来る直前は、期待と実際の成果とのギャップが最大となり、一番大きな不安が訪れます。そこを乗り越えて初めて沸騰状態に至るのです。

沸騰し始めてから沸騰状態に至るまでは一瞬の出来事であり、それこそが事業の開花ということができます。

 

そんなわけで株式会社つなぐ相続アドバイザーズにおける家族信託案件は長い「ウニウニ」期を経て「プツプツ」期に至っていると思われます。

あとは「ボコンボコン」期を迎えるだけですが、昨今の流れを見ると遅くとも今年中には来るのではないかとひとりほくそ笑んでおります(笑)。