去る11月30日、当事務所の弁護士、荒木俊和が北海道行政書士会札幌支部様からお招き頂き、事業承継に関する研修ということで事業承継と家族信託についてお話をさせて頂きました。
当日は20人以上の行政書士の方にご聴講を頂きました。
セミナー後の感想では「家族信託については聞いたことがあるが、中身がどういうものか十分に把握できていなかったため有益な話だった。」「家族信託の内容を初めて知ったが、非常に便利な制度だと思った。」といった声を多く頂きました。
これまで専門家の方向けにお話をさせて頂いたことがなかったのですが、相続に触れられている専門家の方から多くの肯定的な意見を頂き、あらためて家族信託の有用性を再認識しました。
事業承継においては、信託を活用することによって株式の議決権と自益権を分離できることから、その柔軟性を生かしたスキームを作ることが期待されています。
現状では事業承継対策として家族信託が用いられることはそう多くはないですが、今後、家族信託が有効に活用されることを目指して普及活動に励んで参ります。